天涯八潮路結社

年一更新を目指す、趣味のページ。(2012年2月2日開設)

2020年11月

抄冊ハルベリ俚語サンプル


 天(物理的に到達可能な最高点)に居るタングステンの下を様々な物が来ては通り過ぎた。魔女、浮浪者、商人、軍隊、使節、軍隊、そして逓信省の役人。または川で生まれ海で育ち、再び帰って来たエビの大群。砂漠を闊歩する巨大カモノハシ。逓信省の役人。埼玉のタマちゃん。打ち上げられては燃え尽きるスペースデブリ。圧迫するオゾン層とほのかな放射能のぬくもり。青白く光るスペースタマちゃんと竜の如き宇宙カモノハシ。 ("石に二度、躓く"より抜粋)


色々あって小説を出す事になりました。
この記事は「抄冊ハルベリ俚語」収録六篇のうち、三篇冒頭部のサンプルとなります。

Q.ゲームとのつながりは?
A.時系列上のつながりはありますが、
  余程やり込んだ方でないと気付かない程度のつながりだとは思います。

Q.どんなジャンル?
A.短編と言う事もあり、壮大さの無い日常ものをテーマにしました。
  田山花袋の「少女病」文中の表現を借りれば、「観察も思想もないあくがれ小説」です。

Q.分量は?
A.一万字前後の短編が六篇で約八万五千字に
  +のおまけ(書式が違うので単純比較は出来ません)が約三万字です。
  大体単行本一冊分の分量になる様です。

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お知らせと宣伝と背景


私も数か月前までまったく想定もしていなかった事ですが、
近い内にハルスベリヤの同人短編小説を出します。出しました。

既に本文は出来ている状態で、今は審査期間中です。

短編(一万字程度)と言う事もあり、
ハルスベリヤ叙事詩の世界観にある程度理解のある既プレイ層向けの内容になっています。
よろしくお願いします。

カッサンドラ・レンドルキ
「顎の中の砂金」
ヨランド
「墓場の土になぞる」
ジャッキ・デリキア・ルーリアン
「海猫の呼び声」
タングステン師
「石に二度、躓く」
ネムツェル
「蟲の器」
チェッチカ
「ランテラの事件」
付録:帝国史簡易年表(約三万字)

六編です。
おまけの簡易年表も含む文字数だけで比較するのも単純化が過ぎるきらいはありますが、
内容は本文約八万五千字、おまけの付録が約三万字で、
総文量は文庫本一冊分程度になるそうです。

==============
8月頃、某出版社の編集者氏よりハルスベリヤのノベライズで仕事のお話を受けました。
そして、弁護士さんを代理人として間に挟み、先方との信頼関係の破綻を理由に契約を解除しました。

連絡の隠蔽、虚偽の報告、期日破り等、信頼を損なう行為を複数回に及んで受け、
先方に対し、同じプロジェクトに対して向かい合うだけの信頼関係が築けないという判断に到ったからです。
大手出版社からの仕事であり、かつ詳細については社内稟議を通ったと言う話まで持ち出されていたので、
不誠実な対応は無いだろうと思っていましたが、この様な結末になった事を残念に思います。

企業案件にも関わらず最終的に私(個人側)が代理人を立てて内容証明を出す事態になった
と言うあたりでどういう経緯を辿って今に至ったかは大体お察し頂けるかと思います。
==============
以下、雑感。

弁護士さんのご協力もあり、そう言った人々との縁を今年中に切れて良かったです。
先の記事でも少し述べましたが、件の出版社との仕事はお断りします。

その他の仕事につきましても、
場合によっては一度お話を持ち帰らせて頂くかもしれませんが悪しからずご了承ください。


この一件に関してはこの記事で決着です。
以下、本文のあとがきから抜粋しますが、

 上記の事情があって近い内に推敲等を終わらせ次第、同人小説出します。出しました。
 ハルスベリヤの世界観で「若年の男性主人公」「ヒロインとのラブコメ」をやりつつ
 「成長要素を盛り込んだ」「戦記物の長編」を書けと言われた(そして書きました、仕事だもの)ので、

 ので……

 ハルスベリヤの世界観で「大卒以上かそれに準じた教養を持つ成人女性を主要人物」に据え、
 「成長や教訓を得る為ではない」「日常物の短編」をテーマに書きました。

あとまあ、この件含めてその他諸々、
今年度は色々あって進捗が進まないので息抜きに作りました。


ここまで読んでくれた方へ、お付き合いありがとうございました。

そして、またご縁がありましたら、その時はよろしくお願いします。

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